骨粗鬆症
こんにちは。院長の伊藤省吾です。
先月ホームページをリニューアルしましたが、以前よりスッキリして見やすくなったと好評でした。
さて、先週まで毎日のようにインフルエンザの方を診療する異常事態が続きましたが、今週になってようやく落ち着いた感があります。
過去にはゴールデンウィークまで流行し続けた記憶もありますが、桜が綺麗に咲き誇る時期のインフルエンザはやはり違和感があります。
今回のブログはガラッと内容が変わり骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のお話です。
この病名、読めますか?書けますか??
私は毎日のように触れつつもここ数年でようやくさらっと書けるようになりました。
病気の名前は難しいですね・・・
内科で健診をしていると身長計の上から「また縮んだ・・・」と残念そうに囁く声がよく聞こえてきます。
しかし身長は年々必ず縮むものです。
例えば背骨(椎体)が24個あるのでそれぞれがわずか1mmずつ縮むと身長は2.4cm低くなります。
それでも年々異常に縮む方は要注意で特に閉経後の女性は骨粗鬆症の可能性があります。
整形外科でしか治療できないと思っていらっしゃる方も多いようですが、内科でも治療をして経過を見ていくことができます。
当院では骨密度検査も受けられます。
MD法という手の骨密度を測定する簡易的な方法ですが、同じ検査を定期的に比較していくことで十分な治療効果判定ができます。
治療に関してもここ数年の進歩はめざましく、以前は骨が壊れていくのを予防する薬がほとんどでしたが、
最近は血液中のカルシウムを有効利用することで新しい骨を造り出す治療が行われるようになり、
当院でも積極的にこの治療を取り入れてたくさんの方に効果を実感していただいています。
「別の科の病気だから治療は無理かな・・・」とお思いになってもとりあえずご相談くださいね!
(もちろん当院では不可能な治療もたくさんありますので、その際は症状に合った病院さんをご紹介いたします。)